概 要

東連(東アジア経営学会国際連合)は東アジア地域における経営学者の交流を目的として1993年に設立され、以後、隔年ごとに東アジア各国の持ち回りで国際学会を開催して参りました。
年を追うごとに国際学会が活発になるとともに、経営学研究者の交流だけでなく、各国の企業経営者・管理者の交流の場としての国際大会を求める声が高まってきました。この要望に応えるため、東連の組織の中に産業部会を設置すること、および産業部会を東連日本支部からスタートさせることが、2015年モンゴル国ウランバートルで開催された東連第13回国際大会の役員会で決議されました。領土問題など政治的緊張を孕みがちなアジアにおいて、日本の研究者、産業人がアジア各国の研究者、産業人と率直な交流の場を持つことは、アジアの平和的発展に資するものであると確信します。
また、国際大会での交流において、日本の経済や業界の現状認識と将来展望について参加者それぞれが問題意識を持って臨むことが望ましいという意味で、国内における研鑽の場としても産業部会は役に立ちたいと考えています。
「グローバル化の時代」「アジアの時代」と言われる中で、国内での研鑽や国際大会への参加を通じて、アジア各地域の動向を踏まえつつ、より良い経営実践を行えるよう、企業規模の大小を問わず、経営者ないし管理者の立場で活躍しておられる各位の参加を呼びかけます。