活動指針

これからの産業部会活動指針について

産業部会は、 東アジア経営学会国際連合7か国(日本、 中国、 韓国、 ロシア、 モンゴル、 ヴェトナム、ネパール:順不同)の経営学者をはじめとする「学」と経営の実践現場である「産」を有機的に結びつけることを目的として設立されました。日本からスタートし、 ネパールにも昨年発足、今後各国に設立していきます。
日本では、この間、会報誌発行、年間3回のサロン開催、年次総会での講演会などの活動を 行ってきました。創世期の活動はそれなりに充実しており、当初の目的を達成することがで きました。今後、2周年を機に再度設立の根幹を見直し、セカンドステージヘと向かう所存です。
経営学をはじめとする学問は、そもそも「実学」であり、学会等で議論されたことを実施す ることで、世の中が豊かに発展することを目指しています。一方で、学会と実業界が有機的に連携し、学会での英知を産業界が十分活用しているとは言えません。また、日々の経営における貴重な現場情報が学会にフィードバックされていなく、せっかくの研究が現場と乖離している現状があります。

そこで、私たち産業部会は、これから次の3つの「場」を提供することを目的としていきます。

これから、先産業部会は、具体的には次の5つの活動を中心に行う所存です。

① 中小企業会員の創設
現在、個人会員が中心となっていますが、新たに法人会員を設け、主に中小企業の参加を促します。

② 充実したサロン・講演会の実施
現在年 3 回行っている産業部会サロン・総会時講演会の更なる拡充を目指し、カリキュラム、運営方法を見直します。

③ 事業シーズの発掘と提供
中小企業のイノベーションのためになるような事業シーズを発掘し、適切な情報を適切な状態で、会報誌、サロン、学会等において伝えます。

④ 事例研究と学会へのフィードバック
会員内外の実例を共有・研究することで、会員企業の経営推進に寄与するだけでなく、経営現場での課題・悩みや成功・失敗事例を、アジア経営学会をはじめとする学会へ報告し、研究テーマを提供します。

⑤ 提言・情報発信
ホームページや会報等において、活動内容等を会員内外へ情報発信するだけでなく、政府・業界・地域などへの提言をしていきます。

これからの産業部会にご期待頂き、更なるご協力と積極的なご参加をお待ち申し上げます。