第28回サロンのご案内

講演者  外池茂樹様 株式会社外池酒造店 代表取締役
講演テーマ 「益子の酒蔵 外池酒造の取り組み」
日時/2026年11月7日(土) 14:15~16:30
講演会場/株式会社外池酒造店

〒321-4216 栃木県芳賀郡益子町大字塙333番地1
『益子の酒蔵』外池酒造店 懐かしくこころ癒ゆ酒蔵 | 日本酒や化粧品の製造・販売

講演後、約1時間、酒蔵見学・試飲会(参加費千円)を行います。

司会 松田憲明氏(産業部会理事)

▶講演者からの一言
私は栃木県益子町にある酒蔵株式会社外池酒造店の代表の外池茂樹です。弊社は昭和12年に創業し、現在まで地域に根差した酒蔵として事業を続けてまいりました。日本酒を中心に、焼酎やリキュール、果実酒などの製造販売を行うほか、観光酒蔵事業や関連商品開発などにも取り組んでおりますが、規模としてはあくまでも地方に所在する中小企業の一社に過ぎません。
弊社のルーツは近江日野商人にあります。近江商人の理念として広く知られる「三方良し」、すなわち「売り手良し・買い手良し・世間良し」の考え方は、現在でも弊社の経営の基本となっています。企業が利益を追求するだけでなく、お客様に喜ばれ、取引先との信頼関係を築き、さらに地域社会にも貢献していくことが大切であるという考え方です。時代は大きく変わりましたが、この精神は地域企業が持続的に発展していく上で重要な視点ではないかと感じています。
一方で、地方の酒蔵を取り巻く環境は決して容易なものではありません。日本酒市場の縮小や人口減少、高齢化などの影響は地方企業にとって大きな課題となっています。そのような環境の中で、弊社は酒造りという本業を大切にしながら、自社ブランドの再構築や品質向上に取り組んできました。また、日本酒以外の酒類の開発や新たな事業分野への挑戦など、限られた経営資源の中で試行錯誤を繰り返してきました。
また、私たちは企業単独での成長ではなく、地域との共生を重視してきました。益子焼の産地であるという地域特性を生かしながら、観光酒蔵として多くのお客様を受け入れ、地域の事業者や観光関係者との連携にも取り組んできました。企業活動を通じて地域の魅力を発信し、地域の価値向上に少しでも貢献したいという思いがあります。地方創生という言葉が使われる以前から、地域に必要とされる企業でありたいという考え方を大切にしてきました。
さらに近年は、海外市場への取り組みにも挑戦しています。地方の小さな酒蔵ではありますが、海外の皆様に日本酒や日本文化への関心を持っていただく機会が少しずつ広がっています。そうした経験を通じて、地方に眠る文化や伝統には大きな可能性があることを実感しています。同時に、海外展開を進める中で、改めて地域性や独自性の重要性を認識するようになりました。
事業承継の経験やブランドづくり、地域との連携、観光事業への取り組み、海外展開などについて、現場で実際に経験してきた事例をご紹介したいと思います。また、講演を通じて私自身も先生方から多くの示唆をいただきたいと考えております。地方の一酒蔵のささやかな実践ではありますが、その歩みと課題、そして未来への挑戦について率直にお話しさせていただきます。後半は、酒を酌み交わしながら酒蔵をご堪能いただきたいと思います、どうぞよろしくお願いいたします。

▶講演者プロフィール

外池 茂樹(とのいけ しげき)
昭和34年4月14日生まれ 67歳
明治大学大学院商学研究科博士前期課程修了

▶集合時間:2026年11月7日(土)

宇都宮駅西口14番乗り場に午後12時15分現地集合
(事前に昼食は各自お取りください)
 行きは関東自動車12:33分発路線バス利用(各参加者負担:1,350円)また酒蔵見学・試飲会参加費として千円をご負担願います。
 帰りはジャンボタクシー2台を利用(学会負担)

▶参加申し込み方法

行きは、宇都宮駅西口12:33発益子駅行き関東自動車バスを利用(1,350円)各参加者負担。
帰りは、ジャンボタクシー(1台9人乗り)2台を宇都宮駅まで利用します(学会会計より負担)ので、申し込み順に18名まで参加申し込みを受け付けます。
10月20日までに下記のURLからお申し込みください。

https://forms.gle/UEmfzWQPV7v4ndaf8

ご質問があれば産業部会事務局(風間:1951nobutaka@gmail.com )までお問い合わせください。